満開の千本桜を見渡せるNo.1花見露天風呂

2019年4月13日（土）。
奈良県吉野町にあります、吉野温泉「湯元　宝の家」に日帰り入浴で立ち寄りました。
吉野温泉は、桜の名所である奈良県の吉野町にある吉野山にある温泉で、
下千本・中千本・上千本・奥千本といった桜の名所に湧く温泉です。
こちらの宝の家さんは、中千本に位置する温泉宿で、
吉野温泉のなかでも露天風呂から中千本の桜を直接眺めることが出来る
絶景の露天風呂が一押しの温泉宿です。

宿の紹介

宿の外観です。
こちらの吉野温泉「湯元　宝の家」には、

・大浴場（男女）

浴室は1つで、大浴場の外に露天風呂が併設されているタイプです。
阿吽の湯と名付けられていて、
阿の湯、吽の湯とで分かれている形になります。
どちらかというと、阿の湯の方がより景色が良く見えるようです。

 

玄関を入ってすぐ右手にフロントがあります。
こちらで受付をします。

 

フロントの奥にロビーがあります。
こちらから中千本の桜を見渡すことも出来ます。
既にここからでも絶景です。

 

温泉へは、フロントの向かって後ろ側の通路にある階段を下ります。
玄関から入って左手側になります。

 

階段を下りた所です。
通路を少し進んだ右手にあります。
旅館の中は和モダンな雰囲気の造りになっています。

 

阿吽の湯

こちらが浴室の入口です。
阿吽の湯ということで、
阿の湯、吽の湯という形でそれぞれ浴室が分かれています。
阿の湯が女湯、吽の湯が男湯でした。

 

温泉分析書の解説

■温泉分析書
・泉温：16.0℃
・pH：不明
・成分総計：393mg/kg
・泉質：メタケイ酸、遊離二酸化炭素の含有量により温泉法2条に規定する温泉に該当
・一般的適応症：神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

泉温、成分総計、特定成分のいずれも基準を満たさないため、
療養泉ではなく温泉法に規定する温泉となります。
つまり泉質名の付かない温泉ということですね。
それにより、適応症も泉質別適応症ではなく一般的適応症を記載してます。
加水・加温・循環濾過も使用しています。
泉質的には残念ではありますが、
露天風呂からの景色はそれを補って余りある絶景です。
お湯の色は無色透明に近いですが、ジャッカン黄色味がかった色をしていました。
無味無臭ですが、ジャッカンとろみのある感触の温泉でした。
メタケイ酸と遊離二酸化炭素の成分量により、
温泉法2条に規定する温泉に該当となっていまして、
メタケイ酸はそんなに含まれていませんが、
二酸化炭素については762mgと1,000mgで療養泉になるところ、
その4分の3以上含まれていますので、
それなりの成分量があります。
ただ、二酸化炭素は熱に弱く加温すると気が抜けてしまいます。
源泉温度が16℃と低く加温をしていますので、
浴槽内の成分量としてはそんなに含まれていないものと思われます。

 

内湯

こちらが内湯です。
比較的コンパクトですね。
タイル張りの浴槽でした。
泉温は適温です。

 

内湯の湯口です。
循環濾過なので、源泉の湯量は少ないと思われますが、
湯口からのお湯の量はまずまずな量でした。

 

お湯の色は無色透明に近いですが、かすかに黄色味がかっています。

 

露天風呂

内湯の奥に外に出る扉があって、
その先が露天風呂のエリアになっています。
ここからでも桜が見えますね。

 

そして、こちらが露天風呂です。
中千本の桜を見渡すことが出来る絶景の露天風呂です。
観ただけで説明不要ですね。

 

浴槽はかなりコンパクトですね。

 

露天風呂の湯口です。
こちらも内湯と同じくらいの湯量でした。

 

露天風呂は岩風呂風の浴槽で、
こちらの方がお湯の色が黄色味がかっているのがわかりますね。

 

露天風呂の浴槽につかりながらの眺めです。
お湯につかりながらでもこんなに満開の桜が観れちゃいます！

 

露天風呂の柵から身を乗り出して観ると、
中千本だけでなく、上千本の桜も眺めることが出来て、
見晴らし・眺望共に抜群です。

 

日本広しといえど、これだけの満開の桜の海を見渡すことが出来る温泉は、
ここを置いて他には無いでしょう！
浴槽から直接桜を眺めることが出来る温泉も少ないですが、
その中でさらにこれだけ多くの見事な桜の木々を眺めながらお湯につかることが出来る温泉はここだけですね。

 

ガラパン’s　Check

桜の時期の見晴らし・眺望はとにかく圧倒的で素晴らしいですね。
全国的にみても間違いなくダントツNo.1の花見露天風呂です。
こちらの宝の家を超える温泉はありません。
ただ、温泉法でいう所の温泉で療養泉では無いため、
泉質としては残念ではありますが、
それを補って余りある温泉です。
桜の季節限定ではありますが、
一見の価値がある温泉です。
泉温も適温で長湯もすることが出来る丁度良い温度でした。
吉野山の桜の名所で一番見どころの中千本の桜を眺めながら、
ゆっくりお湯につかることが出来ます。
また、桜がキレイなところは紅葉もキレイですので、
紅葉の時期もおすすめの温泉になります。

・ロケーション★★★★★
・湯使い★★
・湯量★★
・秘湯度★★★
・おすすめ度★★★★

 

吉野温泉/湯元　宝の家

〒639-3115
奈良県吉野郡吉野町吉野山中千本公園
TEL：0746-32-5121

・日帰り入浴で利用
営業時間：14：30～19：00、11：30～15：00（4月のみ）
入浴料：1,000円（税込）